シミュレーション時の最重要ポイント
頭蓋は下顎も含めた23個の骨で構成されています。
頭蓋は必ずしも左右対称ではありません。頭蓋構成骨の各骨のバランスも必ずしも左右対称ではありません。
そのため現時点での頭蓋を構成する各骨の3次元的位置関係を把握した上で、
頭蓋の仮想センターを設定しる必要があります。
この頭蓋の仮想センターが歯の移動の基準となる歯列の仮想センターともなります。
歯列(歯並び)を構成する各歯をどこに移動するかを決定する際の重要な基準として
このセンターは必要です。
(よって、口の中の歯並びだけを診て歯並びを論じることには意味がないと言えます。)
歯を一度だけのシミュレーションで正しい位置に設定できるかと言われればそれは不可能と言えます。
そのため必要に応じて何回かシミュレーションを行う必要が生じます。
シミュレーションを行うたびに必ずこの仮想センターを設定しなくてはなりません。
シミュレーション時に必要なこのセンター設定は担当歯科医師の責務です。
このようにシミュレーション時に仮想センターの設定を行っている点が「セレライン」の特徴です。
このセンターの設定により、歯の移動がより正しく行えます。
それにより良好な歯列形成ができ、その結果良い咬合(噛み合わせ)が形成できます。
(もちろん、顎関節の状態も加味しての咬合でないといけません)
良い咬合力は頭蓋を構成する骨にも変化(移動)を起こし、
その結果として顔のバランスも変化します。
それによりセレライン治療を受診された方は、顔バランスが良くなり
「美しい顔」に変化するのです。